◆AMS 医学部合格を目指しての決意
田村 遥さん 横浜共立女子高出身 東邦大学医学部在学
浪人生活が始まってからまもなく一ヶ月が経つ。ようやくこの生活にも慣れてきたが、来年の医学部合格への決意を述べるにあたって、自分が何故浪人をしているのかについても改めて考えようと思う。
振り返れば三ヶ月前、私は今年受験した医学部の不合格の知らせを聞いた時、まず始めに涙が出た。そして家族がくれたたくさんのお守りを見る度に期待に応えられなかったことへの悔しさ、更に何よりも最後まで頑張れ切れなかった自分への悔しさが込み上げてきた。私が最後まで頑張れなかった理由を一つ挙げるなら、「医学部へ合格するんだ」という意志の弱さだ。心の中では医学部へ行きたいと言う気持ちはあったが、自分の自信の無さから、周りの人にそのような事を口にすることはなかったし、家族にさえきっぱりと言うことはできなかった。しかし一度目の受験を終えて、やはり私は医学部へ入学し、医師になりたいと強く思った。私が医師になりたいと思った一番最初の理由は、父が医師をして働いている姿を尊敬するからだ。休みもあまりとらず患者の対応をしている父の姿を見て、人に尽くすことの大切さを学んだ。また、中高六年間キリスト教の学校に通い、隣人愛について学んだり、ハンセン病患者の体験談を聞き、深く共感した。このことも、私が医師として働き、人の役に立ちたいという動機になった。誰でも目標がなければ最後まで頑張ることはできないと思う。私は性格が呑気なので、時間が経つにつれて「なんとかなる」という甘えの気持ちが生じてくるかもしれない。しかしそれでは来年もまた同じ失敗をしてしまうだろう。あの悔しさと医師になるという目標をいつも忘れず頑張りたいと思う。
浪人生活と言えば暗いイメージがまず浮かぶが、もう一度自分を試すことができる、と前向きにとらえ、来年以降も悔いが残らず、誇りに思える充実した一年にしたいと思う。
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